患者教育の効果を上げるために、実情に合った映像を制作する意義

 医療現場では、さまざまな患者教育が行われています。口で説明をすること、また、パンフレット等を用いて教育をするという方法を用いても、方法の工夫などにより、それなりの効果を上げることができます。
 しかしながら、映像を用いて説明をすることと比較すると、当然のことながら、映像を用いる方が視覚や聴覚からの刺激が多く、理解の深まりにつながります。また、一度説明を受けただけで理解できればよいのですが、患者のなかには、そうではない人が多いのも事実です。そういったときに、映像があれば、繰り返し同じ内容を見ることができ、説明内容への理解の深まりにつながると考えられます。
 患者教育用の映像は、現在でも複数あります。ですが、医療の現場は刻刻と変化しており、数年前に制作された患者教育用の映像は、すでに古くなり、使えない、ということも多いのが事実です。また、個々の病院、病棟、病状に見合った映像ではなく、広く一般に利用できるような内容となっていることも多く、なかなか活用しづらいということもあります。
 そのため、患者教育の効果を上げるため、そこそこの病院の患者層に見合った、そして、現在の医療の実情にあった患者教育用の映像を制作することには、多くの意義があると考えられます。